平成23年度と25年度の2段階にわたって保険料が引き上げらた

自賠責保険では、過去の統計を基に支払われる保険金の暫定額を算出して保険料が決定されることになっています。

結果的に暫定額よりも支払いが少ない事で余剰が出た保険金は積立金として残り、翌年以降に保険料を安く調整することにより還元されます。

しかしこの積立金が底をつきそうになり、自賠責保険は平成23年度と25年度の2段階にわたって保険料が引き上げられました。

強制保険である自賠責保険の値上げは、自動車を持つ全ての方に影響をもたらします。

平成3年当時の自賠責保険は38,000円と現在より1万円以上高かったのですが、平成20年の時点になると、これまでに出た余剰金が還元される意味で保険料が値下げされていました。

しかし、平成17年以前では黒字だった自賠責保険は、赤字になる程収支が悪化してしまいました。

自賠責保険が値上げされる事になった理由は、比較的軽度の損害や後遺障害に対して支払われる保険料が増えたからだと説明されています。

ただし、交通事故自体は減少傾向にあり、交通死亡事故で支払われる死亡保険金も少なくなっています。

自賠責保険の値上げは、平成23年度の自賠責保険審議会にて合意され、急な値上げによる経済的負担を避けるために2回に分けられたのですが、平成24年度の料率検証結果でも損害率が120%を超え、事前に予測された損害率と変わらないという事がはっきりしました。

結果的に現状の保険料で自賠責保険を運用していく事は難しいと判断され、平成25年度にも保険料の値上げが続行される事になりました。

被害者救済と加害者の負担を軽減する為にも自賠責保険はなくてはならない存在です。

いざという時に困らないように、全ての人々がちょっとしたことでの支払いを避けるよう安全運転を心掛けていく必要があります。

■軽自動車への風当たりが強くなっている?

近年の軽自動車の売上台数の伸びが好調なためでしょうか、税金などで普通車と比べた経済的なメリットが縮小されつつあります。

自賠責保険の場合も、2013年の4月1日から普通車の上げ幅(11.6%)より大幅に大きい20.0%にもなる引き上げが行われ、2年契約で見ると普通車の保険料27,640円に対して軽自動車の保険料が26,370円となり、ほとんど同じくらいの自賠責保険料レベルとなってしまいました。

2年間で1300円足らずの違いですから、自賠責の場合普通車と軽自動車の保険料の違いはほとんどなくなってしまったといっても良いでしょう。

こんな中で軽自動車の任意保険料の方が普通車より高いということにでもなったら、もう眼も当てられないことになってしまいます。

やはり、軽自動車の任意保険選びはますます慎重さが求められてきていると思います。

少なくとも、各社を比較せずに1社だけで選ぶのは絶対に避けたいものですね。


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